2013年03月09日

別れ

 昨年の12月、お見舞いと誕生日祝いを兼ねて訪ねた友人が、
69歳を迎えて三月も経たないうちに、とうとう帰らぬ人に・・・・・。
桜時も待たずに・・・・・。
奥様の献身的な看病を思い起こすにつれ、そのお気持ちが・・・・・。

最近は上京するチャンスが減り、いい口実ができたとばかりに「又来年!」
と云いつつ別れたのが最後になるとは・・・・・。
「ソイギイ、オッドカイ・・・。」(鹿児島弁で「それまでいるだろうか・・・。」)
と、ポツリと云った友人の顔が忘れられない・・・・・。
2月末まで電話で話したのに、信じられない・・・・・。
多趣味で友人が多く、帰鹿すると決まってミニ・クラス会開催、
ゴルフに呑ん方、と皆がその帰鹿を待っていました。

夫は「もう涙も出尽くした」と云いつつ今夜のお通夜、明日の告別式に出席するために上京しました。
在京の友人から「本当に眠っている様・・・」と連絡を受けた夫、
出尽くしたはずの涙に又暮れることでしょう。

今年になって同期の友人が二人逝ってしまいました。
病を得ていたとはいえ今の時代に早すぎる年齢、
神様のご判断が恨めしい・・・・・。
しかし、長かった闘病生活、不安や想像を絶する痛みから解放され、
「頑張ったわね、ご苦労様でした」と云う気持ちも無いわけではなく、
とても複雑です。

N・A さん、Y・I さん、友人として接して下さったことに深く感謝します。
そして誇りに思います。
どうぞ安らかにお眠りください。合掌。


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Posted by マーサ at 17:38│Comments(5)無題
この記事へのコメント
春の日や あの世この世と 馬車を駆り 苑子
Posted by さつまどり at 2013年03月09日 21:26
 さつまどりさん、こんばんは。

お訪ねくださってありがとうございます。

身内の別れとはまた違うものがあります。

この句、二回目ですね・・・・・。
Posted by マーサ at 2013年03月09日 21:58
こんばんは。

夜分すみません。

ご友人のご不幸を悼まれている記事にコメントするのもどうかと考えましたが やっぱり この句を書きました。

僕は生きている人と死んでいる人を区別しません。

もうすぐ彼岸が来ます。

時は過ぎていきます。
Posted by さつまどり at 2013年03月09日 22:46
何度もすみません。

やっぱり最後まで書きます。

時は過ぎていきます。

人間て悲しいですね。
Posted by さつまどり at 2013年03月09日 23:01
 さつまどりさん、おはようございます。

逝った人は彼岸に、そうでない人は此岸に。
この此岸にいる限り人は悲しいのです。

中村苑子は縁あった人達に先立たれ、その悲しみを味わい尽くし昇華された気持ちを
句に詠んだのだと思いました。(自己流解釈です)

昔、トム・ハンクスの映画で、余命いくばくもない母親を見舞った息子に
「死ぬことも人生の一部よ」と云って、悲しむ彼を逆に抱き寄せるシーンがありました。
ストーリーはさほど残っていなくても、妙に残っているセリフのひとつです。

逝った人は、物理的に存在しなくても永遠です。
Posted by マーサ at 2013年03月10日 07:13
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