2016年10月12日

合掌

 ポーランド映画の巨匠アンジェイ・ワイダ監督の死去を今日の新聞で
知りました。
ただ映画が好きなだけの私の心に残る映画を創る映画監督の1人でした。

中学生の頃中央公民館で50円か70円くらいで映画を見ることが出来、
一人でよく行ったものでした。母が唯一許してくれた映画鑑賞でした。
街の映画館では、片岡千恵蔵や市川雷蔵が探偵物や時代劇で大活躍
していた頃です。もちろん行きたかったけれど何故かお許しが・・・・・。

中央公民館で観た映画にA・ワイダ監督の「地下水道」「灰とダイアモンド」が
あったのです。
勿論、ディズニーの素晴らしい漫画映画やハリウッド映画もありました。
フランス映画、イタリア映画、ドイツ映画などもよくかかりました。
ワイダ監督の映画は勧善懲悪ハッピーエンドとは程遠く、悲劇的な終わりを
暗示又は悲惨な末路で終わる、それが子供心に強烈なインパクトでした。
何故か他のシーンは覚えていなくても夫々のラストシーンだけは今も・・・・・。
しかしそれは観る人に、心の奥深く投げかけた真の勧善懲悪?を考えさせる
ものではなかったかと、歳を重ねる毎に思うように。
その後の作品も監督の一貫した姿勢に一観客として共感し、
感銘を受けたものです。

昨年でしたか、NHKの番組でワイダ監督の特集がありましたが、
権力に抗う人に光を当て、映像で観る人に伝えることを貫き通した方
であることがよく解る番組でした。

心からのご冥福をお祈りします。合掌


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Posted by マーサ at 21:41│Comments(0)無題
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