『小菅 優ピアノ・リサイタル』

マーサ

2011年10月23日 03:08

 21日は、夏の暑い盛りにプロジェクトを立ち上げた「RO♪ONクラシックの会」の例会『小菅 優ピアノ・リサイタル』でした。

開演時刻に遅れぬよう丁度皆が会場に向かっている時間帯は、運悪く低気圧が荒れ狂っている時。

薄日の射す午前中から、当番のメンバーと準備に取り掛かっていた私。
サークルメンバー(会員はグループ化されて私は自分のグループの世話役)から
嵐のため出掛けられないから欠席する旨の電話を受けました。
外の様子を見に行くと、激しい雨と強風に雷も加わって、まさに嵐そのもの。
会場近くの海も荒れて、所によっては竜巻発生の予報も!。

今回の例会はメンバーズコンサートなので、なるだけ欠席すること無く、
会場を埋めてほしい・・・、と云う気持ちがこの嵐のせいで落ち込みました。
しかし、相手が自然現象なれば仕方がない、と気を取り直すことに。

会場の様子は思っていたほどは欠席の会員席が目立たない感じがしました。

ヨーロッパを拠点に活躍している若手ピアニスト小菅 優さんは、評判通りの
素晴らしい演奏家でした。
「ダイナミックな音楽表現」や
「天使の翼の先端が頬に触れた瞬間を感じさせるピアニシモ」
などの現地での批評に納得。
彼女のエッセイ集「情熱のカデンツァ」にある通りの演奏でした。
曲の終ったあとの余韻を強く感じさせる演奏は、彼女の全細胞を、音楽を奏でる
事だけに集中させ、彼女のすべてを一瞬の真実に懸ける演奏、伝わりました!。
ベートーベン、シューマン、リスト・・・・・。
素人の私は、聴き慣れないリストの曲にも何かしら込みあげるものを感じ、
引き込まれそして感動しました。本当に素晴らしかったです。

これからの歳を重ねての彼女の活躍、とても楽しみです。

さぁ、残り少なくなった2011年。
「RO♪ON」 の例会は、ルストの主催で10月28日(金)『柳家小三治 独演会』、
同じくルストで11月29日(火)『ロジェ・ワーグナー合唱団 演奏会』が、
クラシックの会の主催で12月2日(金)『カザルス弦楽四重奏団 演奏会』が
控えています。
来年も楽しみな例会が目白押し、ご一緒しませんか、音楽会のあるくらし

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