は代々ロマの血を引くヴァイオリニスト。
昨夜はそのゲザ率いる「ゲザ&ザ5デヴィルズ」のコンサートでした。
「RO♪ON」クラシックの会とルストの合同例会、チケットの一般販売分も加わり800名強の動員で聴きました。
クラシック音楽とロマ音楽の両方を最高のレヴェルで演奏できる特別な才能の持ち主ゲザ、
日本音楽財団より貸与された1715年製ストラディヴァリウス「joachm(ヨアヒム)」は、
持つべき人の才能の元で楽器としての持てる力を宇宙的に発揮しました。
ザ5デヴィルズのメンバーも驚くべき超絶技巧に加えて、聴衆の心にしっかり音楽を届けてくれました。
普通、会場の空気は時間と共に盛りあがって行きますが、
この日は最初の一曲目が終わると既に聴衆の心を虜にしていました。
今では定住する人も多いロマの人たち、かつては「流浪の民」として世界各地に散在。
「文字の文化」を持たなかったため、民族の記憶を歌や踊りに託し、代々伝承してきました。(このあたりはアイヌ民族と似る?)
その結果ロマ族には高度な音楽的能力が備わったのだとか・・・・・。
歓び、哀しみの感情を表現しては人の心を捉えて、引き込む力は万人に沁み入ります。
私のサークルメンバーも何人か「ブラボー!、ブラボー!」と言い放ちながら立ち上がっていました。
普段は大人しそうな人だったので、これにはびっくり!、でも確かにいつものコンサートより拍手の音が強く長かった!。
こと音楽についてはどんなに感動感激したかは、伝え方が下手な私、実際に聴いてもらうより方法は見つからないけれど、
演奏が終わって、興奮さめやらぬ面持ちで、皆が会場をあとにしたのは云うまでもありません。
会場は1507名収容出来る県の文化センター(宝山ホール)、アンケートにいつも記入があるのは
「何でこんな素晴らしいコンサートに、聴きに来る人が少ないのか?」と云うこと。
「RO♪ON」はよい音楽会等を会員の手でつくってゆく鑑賞団体です。
音楽会等に必要な経費を割り勘し、お互い協力しあい、サークルが集まって民主的に運営しています。
企画立案、音楽会の準備や当日の係りなど、すべて会員で運営し、その喜び、感動を多くの人に広げようと、活動しています。
月々2,000円の会費で、いつでもどなたでも入会できます。ご一緒しませんか、音楽のあるくらし。
最後は
「RO♪ON」の宣伝になってしまいましたが、よい音楽を多くの人と聴いて感動を分かち合いたいのです。