酒ずし作り
友人のお母様が残された酒ずしのレシピで、酒ずし作りに挑戦!。
鹿児島の郷土料理で一番豪華なものといえば、何といっても酒ずし。
菜の花が咲き乱れる春三月から、若葉の五月にかけて、旬のたけのこ、ふき、山椒の新芽と、
桜だい、えび、いかなどの海の幸を加えて作る贅沢な料理です。
殿様料理と云われるその訳は、材料の豊富さもさることながら、食膳に供する時間を計算に入れて、
材料の一つ一つを手間をかけて作らねばならない面倒さもあげられます。
前日に具の下ごしらえを終えて、翌日たっぷりの地酒ですし飯に交互につめこみました。
今は作り手のいない琉球塗りのすし桶に詰め込み終えました。お米10カップ分です。
たっぷりの地酒を振り込みます。
すし桶の共蓋をして重しをのせ、
発酵すること5~6時間。
辺りに芳しい地酒の香りが充満します。
時々発酵具合を確かめながら、地酒を足したり重しの具合を調整しながらひたすら待ちます。
正午くらいに仕込んだ酒ずし、今日はお天気が雨で少し肌寒いせいか発酵の進みが遅いようでした。
この酒ずしには薬味として青高菜の漬物、
三つ葉、生姜、山椒、ごまは欠かせません。
この時点で夕方の五時を過ぎていました。
発酵にはもう少し時間がほしいところでしたが、ここで参加したメンバー(11名)に分けることに。
残った分を皆で試食しましたが、「うん!、美味しい!」と異口同音に頷き合いました。
友人のお母様は天国から及第点を下さったでしょうか・・・・・。
限られた時期にしか作れない酒ずし、又来年もと云うことでお開きに。
酒ずしの発酵待ちをしている間に、この集まりで初めて会った人同士会話が弾んで、
人間関係も発酵?しました。
さっそく不定期の研究会?を開く提案が出されて、次はコーヒーの焙煎から美味しい入れ方に決定。
ちなみに会の名前まで「Un poco(うんぽこ)」と決まりました。
スペイン語で「少し」とか「ちょっと」の意味だそうです。
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