原発事故

マーサ

2011年06月30日 22:44

がもたらした影響は、自分のなかでのと思うことが多過ぎて・・・・・。

報道の度にあの「津波」のように、もしかしたらそれ以上に見えない「放射能」は人間社会を破壊して行くのでは、と恐ろしい気持が増幅します。

「地震」「津波」だけでも想像を絶する悲惨さ、その上に原発事故による恐怖と喪失感がつぎつぎに上乗せされて、未だにこの私も心底目線を上げることが出来ません。

タカエビ食べに行き舌鼓を打ったことなどを記事にしてだしてもいいものか、

と常に相反する気持ちが交錯するこの頃です。

 昨夜のTVで、日本の原子力発電関係の最高顧問の方が述べていらっしゃいましたが、

これまでの日本の繁栄は原子力のおかげ、被災地の方々には申し訳ないが、

脱原子力では日本の将来は無いと・・・・・。他国に追い抜かれる、出し抜かれるとも。

原子力があっても無くても将来はやってきます。

今度の震災と原発事故を教訓に、国民が経済を、生活を、どのように考え直すかだと思いますが・・・・・。

以前、行政仕分けの報道であった「一番でなくてはいけないのですか?、二番ではダメなのですか?」と云うフレーズが浮かんできました。

トップだけを目指し、又トップに君臨した方には耐えられない事なのでしょうか・・・・・。

日本の優秀さは既に世界が認めるところ、余裕を持ってもうこのあたりで等身大?の日本に落ち着いて、

真の豊かさを求める方向に舵を、と思います。日本丸の船長は今何処にいるのでしょう。

現実に等身大に身を置くことはみじめで辛い事が多々あるかも知れませんが、

それは味あわなくてはならない「これまでのツケに伴う痛み」と思います。

考えようによっては大人になる為のプロセス。

豊かな人間性を育む教育、少子化問題も含めて若者が希望を持てる国、老後を安心して送れる国、

これらの事が普遍的に根底にあるならば、現在ある問題も解決できる方向に向かうのでは。
たとえ時間がかかっても。

効率、スピード化等にばかり目を向けて、その結果失ったもの、見えなくなったものは測り知れません。

もう元には戻れなくても、それに替わる何かを一から創り出せたら・・・・・。

長い時間をかけて今日ある日本、とても難しいことではあるでしょう。

今の日本に神様が試練とチャンスを下さっているように思えて仕方がないのです。

関連記事