手作りカキモチ
もうそろそろお餅のストックが心細くなる頃でしょうか・・・・・。
イエ、いつでもどこでもいただける時代ですもの、そんなこと心配無用ですね。
小さい頃お餅を食べるのは、暮からお正月にかけての頃とか、お祝い事の時とか、何かの行事の時くらいでした。
お餅大・大好きな私は「何時でも食べられたらいいのに」とよく思ったものです。
お正月気分が抜ける頃、父と兄がのし餅をカキモチ用に薄く切って乾燥させ缶に入れてしまうのが
我が家の風物詩でした。
おやつがふんだんにない頃の私の大好物、焼くのは私の役目でした。
火鉢に炭火を準備し、五徳に金網を乗せてカキモチをきつね色に焼きあげて、
調味したお醤油につけて出来上がり。
乾物は梅雨を越すと劣化するので、梅雨が来る前まで火鉢はしまわずにいるものでした。
最後の一枚を焼く時は、「次の餅つきが早く来ます様に」と祈りながら焼きました。
今年も店先でかっこうなのし餅を見つけ、昔ながらのやり方でカキモチ作りを。
昔と違うのは、自分の家でついた餅ではなく、火鉢に入れた炭火の代わりに
ガステーブルのガス火で・・・・・。
工夫しながら、焼き上がりは昔と同じきつね色にこんがり。お醤油も好みに調味して。
焼く前のカキモチです。
焼き上がりです。緑茶とよく合います。
今でこそ甘辛両党ですが、
子供の頃はお饅頭より
カキモチの方に手が出る私でした。
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