「愛情物語」
確か中学生の頃だったと思う、当時市内で唯一の多目的ホール?中央公民館で、とても安くでイイ映画(リバイバル)の企画があり、一人でよく行くものでした。
これだけは親が許して?くれました。今となっては思春期の貴重な経験だったのでは、と思っています。
覚えているだけでも、ヘップバーンの「戦争と平和」「怒りの葡萄」「愛情物語」「ピクニック」「オクラホマ」「南太平洋」「オズの魔法使い」「ディズニー作品の数々」「モンパルナスの灯」「制服の処女」「格子なき牢獄」「地下水道」「灰とダイヤモンド」「真夜中のトランペット」「菩提樹」ロミーシュナイダ―の「プリンセス・シシー・シリーズ」「屋根」「鉄道員」エトセトラ・・・・・。
アメリカ、フランスの他にドイツ、イタリア、ポーランドの映画も良くかかりました。
選ばずに、いえ選べずに片っぱしから見たものでした。
昨夜BS・Hiでウン十年ぶりに「愛情物語」を見ました。
タイロン・パワー、キム・ノヴァク、ビクトリア・ショウ等々懐かしく、しかしタイムスリップするほどの事も無く・・・・・。
キム・ノヴァクの笑む時のくちびるの片方から開いていくやり方を、生意気にも真似たものです。
タイロン・パワー演じる実在のピアニスト、エディ・デューティンのピアノを受け持ったカーメン・キャバレロ、彼の名を耳にすると今でも「愛情物語」全編に流れていたショパンの「ノクターン」を思い出します。
新しい事はなかなか覚えられなくても、昔の事はきっかけを掴むとスラスラと出てきて・・・・・。
二時間近く、寄せては返す波間に身を任せるように、TVのゆりかごで過ごしました。
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