伝承の形 【Ⅲ】
名所旧跡の風景を目にするのも感動しますが、私の場合は
どちらかと云うとそれ以上の感動、感激は佳き人との出会いです。
一泊二日の下調べドライブツアーの宿泊先は五ヶ瀬のやまめの里でした。
重なり合う山々木々の緑は広く、深く圧倒されました!。
「えのはの家」が宿泊先です。「えのは」はやまめのこと。同じ経営でホテルも。
ここのオーナーは丁度私達と同じ歳、西郷隆盛のことについて詳しいと云う事で
明くる日の朝食後にお話を伺うことに。
五ヶ瀬の出身で日本で最初にやまめの人工孵化に成功、登山家でもあり
九州の屋根と云われる九州脊梁山地の霧立山地の植物については本の出版もあり、
学名に自分の名が入った固有種の植物がふたつもあると云う事でした。
そのひとつ「キリタチヤマザクラ」
あとのひとつは石灰岩に自生する「アザミ」。(写真無し)まだまだ未知の植物に出会える山だそうです。
おだやかな口調ながら熱のこもったお話は、自然界のことから教育問題、西南の役のことなど
私の知らないことが多く、それこそ身を乗り出して拝聴しました。
この方は「西南戦役130年」と銘うって素晴らしいシンポジウムを立ち上げています。
宮崎・大分・熊本などの方々が参加されたそうですが、
県の方へ案内を出した鹿児島県からは参加が無かったと云う事でした。
この方のお話から西郷隆盛に縁のある所を教えて頂き、
舎の「親子チャレンジ塾」の行程を考慮して、訪ねてみることにしました。次の更新で。
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