「小京都」と言われるだけあって、人吉は歴史に裏付けされた文化の薫たかい城下町の面影を見ることが出来ます。
山奥で盆地、昔から交通の要所で人が多く行き交う所に育まれた文化は、今なお訪れる人を惹きつける。
それには豊かな大自然と球磨川の存在も深い関係がありそうです。
良質の温泉も点在し、街で疲れた人がホッと癒される、そんな所人吉を私は大好き・・・・・。
でも、過疎化による衰退は年々すすんでいるとか・・・・・。
観光に訪れる人口はあまり変わらない、ということなので、そこいら辺が鍵なのでしょうか。
さて、つぼみの人吉梅園や人気の駅などに次いで訪れたのが、国宝「青井阿蘇神社」。
あいにく屋根の藁ぶきの葺き替え中でした。
いろんな説明を読み進んでいくうちに、1200年続くこの神社には屋根の葺き替え工事が終わってから又訪れようと、云うことになりました。
さほど大きくない神社です。
流行りのパワースポットではありませんが、
悠々と流れてきた時間の中で培われた?不思議な力を感じました。
ァそうか、パワースポットってこういう所のこと?。
境内では子供達がボール遊びに夢中になり、放し飼いの鶏は餌を啄ばんでいました。
国宝に指定されたことでお色直し?の整備なのでしょう。
あまり色々とメイクアップして欲しくないな、と思いながらあとにしました。
この日は義妹宅に泊めてもらうことに。
留守番していた「クー」は、二人出ていったのに倍の四人帰って来たので、「?」と思ったかどうかは解らないけれど、大歓迎してくれました。
赤い紐遊びは相変わらずですが、「クー」は学習能力が高いのでしょう、一つ先の行動を読む?までに成長していました。
前足を揃えたこの格好が一番美人に見えるヨ、「くーちゃん」!。
明くる日は素晴らしい上天気!。
お邪魔した二日間は新燃岳も大人しくしていました。
義妹宅は火口から7キロちょっとの所ですが、幸いにも風向きのおかげで灰が降る程度で済んでいます。
しかしやはり近いだけあって、灰の粒子が粗く、鹿児島市内に降る灰(桜島の)とは異なっていました。
しかも地続き、地鳴りの不気味さや噴火による空振で「ガラスが割れそう!」と云う心配はあるようです。
しっかり者の義妹のこと、いつ避難勧告が出てもOK、準備万端怠りなし。私も見習わなくっちゃ・・・・・。
霊峰高千穂の峰、恐らく前日の冠雪と降灰に覆われた状態だと思いますが、やはり霊峰です。美峰です。
義妹宅からカメラを向けました。
うち風呂の温泉からも見渡せます。
お天気の良い日の朝風呂はもう最高!。
実はこの日はその朝風呂をいただいたのでした。
帰りたくなくなるから、と遠慮したのですが・・・・・。私にとってはこの上ない贅沢に思えました。謝、謝。