雨を追っかけて【Ⅴ】

マーサ

2014年06月09日 17:40

 鵜戸神宮でのことです。
ツアーで訪れたと思しき一組のご夫婦が、少し離れたところから
私たちのほうに視線を送っていました。
太鼓橋を渡り石の階段を下り終えた時、ごく自然体で近づいてきて
「私がおぶって差し上げましょう」と申し出ていらしたのです。
50歳代の体格の良いご主人はご自分の荷物を奥様に預け、
今にもおぶってくださりそうな気配でした。
夫は車イスを担げ、姪と私は姉の脇を支えながら下りる様を
見ていらしたのでしょう。
時間はかかるものの自力で十分行動できる姉は、
丁寧にお断りしお礼を申し上げました。
奥さまは終始笑みを浮かべながら待機していらして、
おぶえなかったご主人はとても残念そうでした。
大阪からみえたご夫婦でした。
無理?と思った鵜戸神宮に参ることが出来ただけでも感激した私たち、
とてもすてきなご夫婦に会えたことで、なお一層感無量でした。
良い思い出となりました。
このあとお魚で有名な目井津でランチをいただき、飫肥を経由して
帰路につきました。
鵜戸神宮での出来事を思い出しながら、「いいドライブだったなぁ」と。


あ、そうそう里山大好きの夫は酒谷の棚田(日本の百選)にも立ち寄りました。



耕耘機器が入ることのできる棚田、あまりにも整然とした棚田からは
これまで見てきた棚田とは違う印象を受けました。
この棚田が出来た理由に関係がありそうです。

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