黒酢の里「福山」
長いあいだの勤めから解放された友人の「ごくろうさん会」を兼ねて、黒酢の里、福山まで足を伸ばしました。
市内を出る頃は日が射していたのに、途中加治木の辺りではバケツをひっくり返したような雨が。
着いた頃には小降りになって、黒酢の製造元が経営するレストランでランチの運びとなりました。
ウィークデイにも関わらす結構お客の入りが多く、黒酢に対する関心度の高さを感じることでした。
交通の便が良くなくて、私の持っていた印象では「田舎」、というイメージでしたが、TVで幾度となく取り上げられた経緯もあってか、ちょっとばかり都会の風が吹き込んだらしい痕跡も感じられました。
従業員の方々もテキパキした接客で、悪い意味での田舎臭さが無く、好感度よかったです。
外に目をやると、そこは黒酢を育てている壺畑。
少し昔、福山で作られている黒酢の製造法に、そんな方法で作れるはずが無い、と疑問を持たれた偉い先生方が現地を視察に訪れ、帰る時は先人たちの偉大な知恵に脱帽、納得して帰られたとか。黒酢がブームになる少し前に読んだ覚えがあります。
材料を壺に仕込んで、時間と太陽の助けを借りて、それこそ我が子をいつくしむ様に育てる黒酢なのです。
もう長く、毎朝特製のジュースに加えて頂いている私、その恩恵を充分過ぎる程、身体で感じています。
理屈抜きでおすすめしたい健康食品です。もちろん料理用としても。
ランチが運ばれて来ました。
美味しく頂きながらおしゃべりも弾みました。
行きは陸周り、帰りは桜島フェリーでタイミング良く船上の人となって、市内に向かいました。
お腹一杯ランチしてもう夕飯は要らない?と言っていた面々、どこかでお茶しようということになり、一杯のコーヒーでそれはそれは長居してのおしゃべりに花が咲き、楽しかった1日に別れを告げました。
長い間のお勤めごくろうさまでした。これからも元気で、楽しく美味しくお過ごしくださいネ。