今年の春はいつもの春と違う。
気温が10度以上も下がったり上がったりで、寒暖の差が激しい。
お天気が三日と続かないのはいつもの春と変わらないが・・・・・。
雲間から薄日が覗いたり隠れたりの一昨日、昨日と霧島に住む
義妹宅にお泊まり付きでお邪魔した。
今頃の霧島路はまるで新緑のシャワー、生命力あふれる若葉に
目や身体にエネルギーを注ぎ込まれるようで、気がつけば心身に
爽快感が宿っている。
名残りの桜花が若葉に入れ替わる時間の流れも感じられて・・・。
いつ訪れても素敵な霧島だが、この季節が一等好き。
義妹宅の庭の木にコゲラが巣作りをせっせとやっているとのこと。
好奇心のボルテージが急上昇?しつつも、秘かに見るつもり。
しかし、野生の用心深さはたまにやってくる来訪者にはなかなか
ライブを見せてはくれない。住人達によると、ほぼ住まいは完成し、
今、リビングの内装?にかかっているとのこと。それが済めば、後は
パートナーを待つばかりらしい。
自然がいっぱいと云うよりは、自然の中に人が暮らしているのだ。
大都会の横浜から霧島に移り住み、大きな振幅の中、溶け込んで
自然体で暮らす義妹夫婦。
時々、そのリズムをかき乱しにお邪魔するのだが、朝はうぐいすの
コロラチュラ・ソプラノ(鳴くのはオス?)で目覚め、木々のささやきに
揺り起こされて、一日が始まる。家に温泉が引いてあり、今朝など
朝風呂ならぬ朝温泉に浸かり、遠くに高千穂の峰を見やりながら
極楽気分を満喫させてもらった。義妹夫婦に感謝!。
しかしながら、良いことばかりでは無いらしく、小動物から大きい物は
シカなどがやってきて、丹精込めて作った野菜・果実を失敬するそうな。
それも自然?、先住者はあちら様?。共栄共存の原点かも。
次回はコゲラのファミリ―に会えたらいいな、と思いながら義妹宅を
後にした。