今頃、今更

マーサ

2014年02月03日 23:29

 数日前のTVで吉野弘の「祝婚歌」を目にしました。
忘れていた位久しぶりのことでした。
あらためて詩の行を辿って行くと、「ここは出来ている、ここは出来ていない」などと
納得と反省を繰り返しながらひとつだけ刺さる内容の行が・・・・・。
そこで思わず立ち止まってしまいました。
互いに非難することがあっても
非難する資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい

この詩は全ての人との関り方を示しています。
私ときたら独断と偏見?で自分が正しいと思ったら、ひかえめにしなかったし、
相手が本当に間違ってでもいようものなら傷つけたことなど気付かず、持論を展開するのが常。
それで自他ともに認める「キツイ人」に。
今頃、今更と経てきた時の長さに沈みこみました。
しばらくはこの行間が頭から離れないことでしょう。



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